2015-07-14から1日間の記事一覧
■ハイデガー哲学の出発点「存在者は多様に語られる」 1907年、17歳のハイデガー少年は、 ある論文の一節に 「電光」のごとき衝撃を受けた。 それは、後にハイデガーの師となるフッサールが、 哲学の指導を受けた フランツ・ブレンターノの論文であった…
―――――――――――――――――――――――――――――――――― ■存在への問い 「人間とは何ぞや」 まず、このブログで扱う問題について、触れておきたい。 中心になるのは、ハイデガー『存在と時間』である。 人間とは何ぞや。 私は、なぜ存在しているのか。 この世界に、私が「いる…