ハイデガーの思惟の道 ~『存在と時間』に至る道、そこからの道

ハイデガーの思想を、『存在と時間』を中心に、読み解く試みです。『存在と時間』という著作に至るまでのハイデガーの思索の過程と、そこからの発展をひとつの「道」としてとらえ、その意義について考えてみたいと思っています。

 「おとなの予備校」開校に向けて

 ご無沙汰しています。

 4月から環境が大きく変わりまして、
 北陸の富山から神奈川に引っ越し、
 (主に仕事は東京で)

 仕事もコピーライターになり、
 文章作成をメインにすることになりました。


 この機会に、今まで頭の中だけで考えていたことを、
 アウトプットする場を作ることにしました。

 それが、タイトルの
 「おとなの予備校」です。

 今回は、この場をかりて、その開校に際しての
 理念と言いますか、自分の想いを述べ、
 自分にとっての指針とさせていただきたいと思います。

 これが、参加される方にはガイドマップともなれば、
 なおうれしいです。


 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 私は東京の私大で、哲学を専攻しました。
 4年間学び、いわゆる「知的興奮」を味わって、
 一時期は

 「哲学をきわめて、現代を代表する哲学者になろう」

 と思い、大学院を目指して勉強し、
 実際に受験もしました。

 しかし、そこで転機があって進学はせずに、
 東京で就職しました。


 数年後、北陸は富山に移り、3年過ごしたのちに
 また関東に戻りました。

 東京では営業職、富山では造園業、厨房のスタッフを経験し、
 いろいろな職場でいろいろな人と共に仕事をし、
 またいろいろな立場・業務をさせてもらう中で、
 ある疑問が浮かんできました。


 それは、

 具体的な、個別のケースでは有効なノウハウを、
 状況を変えても適応することはできないものか?

 ということでした。


 具体的に直面したのは、たとえば

 ・上司のキツい物言いに、
  「自分にも落ち度はあるけど、、、そんな言い方しなくても」
  と口には出せず胸の中でモヤモヤしっぱなしだ

 ・スケジュール管理はしているのに、どうしてなのか
  予定通りに仕事が進まないで困っている

 ・悪意はない、と分かっていても後輩のデリカシーなさげな
  言葉に傷ついて、気持ちを立て直すのに数時間を要する

 といったケースです。
 自分に降りかかったものも、周りの人に起きたことも含めて。


 このような、日ごろぶつかる疑問や、悩みを
 「何とかしたい」と思って
 ビジネス書などを読んでみる。

 それは誰しも経験があると思います。


 それぞれの本の内容や言われているノウハウは良く分かる、
 また問題も解決できるのだけれど、
 一過性で終わり、また次のノウハウを学ぶ・・・

 と、心当たりがある人は多いのではないでしょうか。


 そこで、考えたのは、どうすればある場面で有効なノウハウを、
 別の状況でも活かせるか?
 ということでした。

 自分のバックグラウンドである「哲学」の発想で、

 「そもそも、これは(コトでもモノでも)何なのか」
 「どんな意味があるのか」

 と根本にさかのぼって考える、という習性があります。

 そうしてみると、具体的な言葉や行動として現れる裏に、
 その土台となっている
 「考え方」が決め手なのではないかと思いました。


 しかもその
 「考え方」は、深くつきつめると多くの場合に
 共通しているようにも思います。

 私自身、その土台にあたるところを深く突き詰めたいと思い、
 学んでいるところです。

 東京で、一緒に仕事をしている友人にこの考えを話すと、
 とても共感してくれて、

 「それならお互いに意見交換しようじゃないか」
 ということになりました。

 さらに、
 「いっそのことブログみたいに公開して、
  シェアしてみたらどうか」

 という話にもなり、ブログとして公開する予定です。

 その「考え方」を求めての試行錯誤、道のりを通して、
 何かしら参考になる内容があれば、うれしいです。


 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 まとめると、


 ・具体的な、個別のケースでは有効なノウハウを、
  別の状況でも活かすには?

 ・具体的な言葉や行動の土台となっている
 「考え方」が決め手なのではないか

 ・その「考え方」は、深いところで
  共通しているのではないか


 この疑問を突き詰め、「考え方」を整理して、
 必要な情報をすぐ出せるようにしておきたい。

 いってみれば
 日頃の疑問・悩みの解法を集めた、
 オンデマンドの参考書

 を目指しているということです。


 その学んだ内容を、出来るだけ多くシェアしたいと思います。

 ここから、一つでも参考にして頂ければと思います。

 

 また、このようにしたらどうか、

 このようなトピックを扱ってみたらどうか、

 などご意見をいただけたらとても有り難いです。

 コメントやメッセージで、お願いいたします◎

 

 

 長くなりましたが、最後まで読んでいただき
 ありがとうございます!